2014年8月29日金曜日

再び神父が帰天した。正に木が枯れるように、96年生き続けた老木が真夜中に眠りながら、ふっと去ってしまった。
12歳で親元を離れ教会の中で一人で生きてきたそうだ。その最後の2年間を見ることが出来た。神父が大切にしていたアルバムの中に、偶然にも私の祖母の写真を見つけた。たぶん私が小学生くらいの頃の写真だろう。もしかしたらあの頃一度くらいは会ったことがあるのだろうか。
20歳前後の頃、カテドラルの元旦のミサに親父と行ったことがある。帰りの車の中で親父がふいに「今日の神父は名前が金の蔵って書くんだぜ。おぼえておけよ」と言っていた記憶がある。そんな巡り合わせもある。この神父の絵は何枚も描いた。

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