2012年7月31日火曜日

無期

久しぶりに松本清張の犯罪小説を読んだ。殺人事件で逮捕され一度は自供したけれども、実は警察に騙されて嘘の自供をしたと言って結局は証拠不十分で無罪になる男の話だが、実は巧妙に仕組んだものだったという、もう20年以上前に読んだものだが二度目でも面白い。
気になって最近の犯罪の裁判結果を調べてみた。重大事件のブログの感想などを読むと相変わらず無期懲役は軽すぎるという意見が多い。僅か数年で仮出所できるから軽すぎるというものだが、実は無期懲役は非常に厳しい。ブログにコメントしようかと思ったが気味悪がられるといけないのでやめた。
かつて矯正関係の人から死刑制度についてどう思うかと聞かれ、ドギマギしてしまいトンチンカンなことを言ってしまった記憶があるが、それ以来死刑制度や量刑などに興味がある。死刑を減刑されて無期懲役になると「軽すぎる」という意見があるけれども、どうだろう。無期の人生ってどんなだろうと空想する。そういう小説はないものかな。
自分の顔つきが悪くなっているのではないかと時に不安になる。特に月末、金策に走り回っているとき、顔つきは大丈夫だろうか。自分を奮い立たせるためにも物を作りたい。何か形あるものを作らねば。
トシのせいもあるのだろうか、時に言いようの無い不安感に襲われる。ここ数年間の低調さ加減が終わるように。

2012年7月25日水曜日

顔つき

自分の顔を描くのが好きだ。鏡をみながら鉛筆と擦筆と練りゴム、消しゴムで。
50歳を過ぎて皮膚がたるんで皺が増えているが、そういったところを丁寧に描いていきたい。若い頃からの自画像と比べる。いい顔つきでいたいと思う。顔つきが悪くならないようにとここ数年は思っていた。
大津のいじめの記事が気になる。テレビで誰かが「アメリカの学校は何か問題が起こった時にどう対処したか、どう解決したかで評価されるが、日本の学校は何事も無いことが評価される」とのこと。なるほどと思う。かつて誘拐事件で、誘拐された子どもの親が事件の解決後に「世間をお騒がせして申し訳ない」と言っていたのが印象的だったが、日本は世間を騒がせるというのが一番いけないことになっているようだ。
波風の立たない平穏無事な人生が一番と子どもの頃によく言われた。人生経験を積めとも言われた。プラスになる経験を積むってことだろう。
「何事も無いより何かあった方がいい」。人に迷惑をかけない程度に。

2012年7月21日土曜日

楽しくなりたい

ロト6はなるべく毎回買うようにしている。2通りで連続10回、合計4000円。または5通り1000円。数字は自分の誕生日の数字を2つ入れて、あとは素数と末尾が0の偶数から。10のスライド法も時々取り入れる。または素数3つと偶数1つ奇数1つと末尾が0の偶数にする場合もある。
2年前の7月にロト6で3等78万円を取った。「ツキの法則」(PHP新書)によると宝くじの期待率は48%くらいとのことだが、一応はるかにプラスの成績になっているのでさらに買い続けていつか1等を取ろうと思っている。ビッグも3回ほど買ってみたけどサッカーにまったくと言っていいほど興味が無いので向かないみたいだ。
パチンコは面白いが儲かることはない。期待率は90%以上とのことだがそんなに回収出来ている人が本当にいるかどうか。もうそろそろ、次の500円で出るかも、と思いっきり期待させておいてずーっと出ない場合がほとんどだから。パチンコ屋さんにお金を捨てに行っているようなものだ。
ギャンブルをやっていると頭の回転が非常に悪くなるように思う。人とうまく話が出来なくなるような、集中力が無くなってしまうような、そんな感じだ。
小さな会社や自営業は毎日がギャンブルみたいなものだ。経営者とはある程度はギャンブル好きかも。今、うちは最悪の状態を迎えているけど、いつかいい目が出ることを期待して堪えていくしかない。もうそろそろ、次の企画で、と期待しては損ばかりしている。
貧すれば鈍するみたいにダメな時は頭が回転しなくなる。目先のことしか見えなくなる。
今、毎日を楽しむってことが無くなってしまっている。
寺山修司みたいに競馬を楽しんで、それでいて形あるものを創れるようになれたらいい。
どんなものでもいいから手を動かして物を作って、普段はそんなに儲からなくても時々大きく儲かって、余裕が出来たら遊んで、そんな刺激のある毎日を過ごしたい。
「人生は楽しむこと」っていう簡単なことに思いを馳せる。