うすばシャベロー日記
2014年8月1日金曜日
神父の臨終に立ち会った。夜、駆けつけるとすでに呼吸は停止。心電図が最後に少しだけ反応したように見えた。荘厳というでもなく、あっけないというでもなく。
目を閉じた顔を見ながら司馬遼太郎の正岡忠三郎の葬儀での弔辞を思い返していた。「苦しみの肉体、すでに無し。その魂のかぎりなくしあわせならむことを祈り、信じ、その大いなる魂に習いて、限りある世を誠実に生きることをここに思う。」
柄にもなく、限りある世を誠実に生きる、という言葉を何度も思い返していた。
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