2012年7月31日火曜日

無期

久しぶりに松本清張の犯罪小説を読んだ。殺人事件で逮捕され一度は自供したけれども、実は警察に騙されて嘘の自供をしたと言って結局は証拠不十分で無罪になる男の話だが、実は巧妙に仕組んだものだったという、もう20年以上前に読んだものだが二度目でも面白い。
気になって最近の犯罪の裁判結果を調べてみた。重大事件のブログの感想などを読むと相変わらず無期懲役は軽すぎるという意見が多い。僅か数年で仮出所できるから軽すぎるというものだが、実は無期懲役は非常に厳しい。ブログにコメントしようかと思ったが気味悪がられるといけないのでやめた。
かつて矯正関係の人から死刑制度についてどう思うかと聞かれ、ドギマギしてしまいトンチンカンなことを言ってしまった記憶があるが、それ以来死刑制度や量刑などに興味がある。死刑を減刑されて無期懲役になると「軽すぎる」という意見があるけれども、どうだろう。無期の人生ってどんなだろうと空想する。そういう小説はないものかな。

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