2017年2月26日日曜日

やっと

失敗を重ねて3枚目でやっとここまで出来た。そんなに時間はかけてないが、ずいぶん慎重に描いた。あとは髭をうまく描こう。もう余計なものは描かないで周りは白のまま残そう。あまり描きすぎるとまた失敗するのでこの辺がやめ時か。あとほんのちょっと。



2017年2月24日金曜日

神父

「静かに本を読んだり勉強したりお祈りしたり、人生の最後に自分自身の霊魂を清めながら、天国へ行く準備をするためにここにいます」
「ここは私の司祭としての出発点でありゴールでもあります。ここからの眺めは変わったけれどルルドだけは昔のままです」
司祭職を生涯かけて無事に全うした神父。祈る姿がとても印象的な神父だった。
聞いてみたいことがいくつかあったな。

3年前に途中でやめてしまったデッサンに手を加えてみた。

2017年2月23日木曜日

映画

世界の金言名言集は好きだが、映画のちょっとしたセリフにも良い言葉がある。
「昔、映写室で映画を愛したように、自分のやることを愛せ」ニューシネマパラダイスの言葉。自分のやるべき仕事を愛せ。

顔を描く

人の顔を描くのは面白いが、性格とか感情とか、そんな内面的なものを表現するにはどうしたらいいのだろう。ただそっくりに描いてある絵と内面に迫った絵はどこがどう違うのだろう。とにかく時間をかけて細かく描き込んでいくしかないのか。

昨日は新しく出来た両国の北斎美術館へ行ってきた。建物が凝った作りの小さめの美術館。思ったのは、ただ自分のやれることをやればいい、描きたいものを描けばいいんだってこと。小さい画面だっていいってこと。自分にしか出来ないことをやる。
自分の力を発揮できるところに運命は開けると福沢諭吉が言っている。

2017年2月15日水曜日

創立27周年

2月14日は弊社創立記念日。27周年になった。
あと3年で30周年。その時は盛大にお祝いをやろうと思う。それにしてもよく続いたものだが、ただ続いたというだけだ。
この日にしたのはお祝いでチョコレートをもらうため。学生の頃はバレンタインデーにチョコレートを全然貰えなかった苦い思い出があるからだ。会社を作った時に司法書士さんから創立記念日はいつにするかと言われて、ちょっとした遊び心からこうした。
12月と1月の帳簿は間違いが多かった。全くでたらめな数字がいくつかあって、なぜそんな数字を書いたのかまるで思い出せない。27年間税務をお願いしている税理士さんからは、いよいよアルツが始まりましたかね、と言われた。
30周年には、大きくなっていよう。

2017年2月12日日曜日

司祭職

「今は、無事に司祭職を全うすることが出来たと思っています」。
年老いた神父の言葉。3年前の今頃か、神父の部屋で若い頃の思い出話を聞いたあとに、最後にポツッと出てきたひと言。
昨年まで毎年十数人の神父に話を伺う機会があって、それぞれいろいろな思い出話を聞いてきたが、このひと言が妙に印象に残っている。「司祭職を全う」という表現に、ひとつの事を生涯かけて成し遂げた感慨を感じた。
こういうひと言を言える人生を、果たして自分は過ごしているだろうかとつい考えてしまう。今年はこういう話を聞く機会が無く、写真だけを撮ることになりそうだ。この人たちの良い横顔が撮れるだろうか。


2017年2月11日土曜日

原風景

自分の原風景は何だろう。道路のコンクリート、家の前にあった小学校のコンクリートの壁、長屋の黒い板塀、近所のお寺の黒い屋根、当時汚れ切っていた隅田川の暗い流れ、書道教室の半紙の白と墨の黒。
思い出す限りグレートーンの風景だが、時々たんぽぽの黄色とか長屋の路地にあった鉢植えの赤い花、そういった鮮やかな色がぽつぽつとある。
鉛筆で絵を描くのが好きなのはそんな記憶からだろうか。水彩で鮮やかな色をつけるのにためらいや怖じ気を感じてしまうのは原風景のせいだろうか。
年末に本栖湖に行ってきた。富士の樹海から見える真っ青な空と雪をかぶった富士山。こういう所に育った人の色彩感覚をうらやましく思う。

2017年2月8日水曜日

おじさん二人の絵


水彩絵の具、水彩色鉛筆、少しアクリル絵の具。大きさはB4。
結構すんなり描けた。若い頃は水彩なんて、と思っていたが、やってみると面白い。
水彩は水を多くつけて偶然に出来るにじみ具合がいい。

40年以上前にたまたま知り合った80歳くらいの老画家を思い出す。
いつも晴海埠頭で朝焼けだったか夕焼けだったかの油絵を描いていた。
オレンジ色、赤い色、グレーの空と埠頭のコンクリート、いい絵だなと思った。
ただ、油絵だと思っているけど、もしかしたら水彩だったのかなと思う。
この叔父さん二人の絵を描きながら、ふとそう思った。